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speedo

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企業の名前や商標名が一般名詞や動詞になるのは日米問わず割とよくあることで、例えばhoover(掃除機をかける)とかxerox(コピー機でコピーする)とか最近だとgoogle(ネットで検索する)とか。

Randy Cunninghamを見ていて上のシーンで出てきた単語"speedo"(スピードゥと発音)。Speedoはもちろん競泳用水着の大手メーカーの名前だけど、上の絵のようなぴっちりしたタイプの男性用水着を指す一般名詞としても使われるらしい。へー、面白い。

Urban Dictionaryではかなりヒドい言われ方をしていて、「ヨーロッパやアジアではそうでもないけど北米ではこれ着てるとホモだと思われるからフツーは着ない」とか書いてあるな・・・


Dude, That's My Ghost!とAlphanimの話

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イギリスDisney XDで放送している作品"Dude, That's My Ghost!"を見る機会があったので感想でも。

内容は、ハリウッドに引っ越してきた高校生のスペンサー・ライト(Spencer Wright)君がロック・スターの幽霊ビリー・ジョー・コブラ(Billy Joe Cobra)と一緒にすったもんだするというドタバタコメディ。

しかしある程度カートゥーンを見てきた人がこの作品を見て真っ先に思うことはおそらく・・・

スペンサー、お前ダニー・フェントンに似すぎだろ!!

と、いうことではないでしょうか。髪型だけじゃなくてシャツの柄まで似てるんだよなー。著しい違いは瞳の色と鼻の穴くらいか。これでゴーストネタの話をやるんだから狙っているとしか思えない。

しかもスペンサーがゴースト化する話まであるんですよ!ゴーイン・ゴースト!!

とはいえ、基本的にスペンサーはホラー映画製作が趣味のごくフツーの高校生。スペンサーだけでなく、この作品の登場人物は割と普通の人が多い気がする。

周りに普通の人が多い分、ビリー・ジョー・コブラのキャラはぶっ飛んでて、ゴーストならではの自由なアクションがなかなか面白いです。

ビリーの表情がスゴい豊かなんでそれを見てるだけで単純に楽しめます。

ただ、背景事情がなかなか語られないで話が進んでいくのがちょっと気になるんですよね。スペンサー一家がどこからなぜ引っ越してきたかもよく分からないし、 ビリーがいつ、どうして死んだのかも分からない。スペンサーはビリーの遠縁の甥らしいけど、生前に交流はあったのかとか、やっぱりよく分からないんだよなあ。おいおい明らかになるのかもしれないけど。

ところでこの作品、舞台はアメリカ・ハリウッドなんだけど、放送はイギリスのDisney XD、そして製作はフランスのAlphanimという、なんかカオスな製作体制だそうで。

Alphanimと言えば個人的には"Robotboy"のイメージが強いですね。

"Robotboy"は、天才科学者・モシモ教授によって開発された「ロボットボーイ」と、それを預かることになった少年トミーのお話。 Wikipedia情報だと、これもまずはイギリスで放送された作品なんですね。ただ、北米Cartoon Networkでも放送されてます。

Robotboyって、なんというかストーリーはどうってことないんだけどキャラクターデザインがイイんですよね。

ローラちゃんマジ天使。しかしトミーのママさんも見逃せませんよ!

Robotboyに比べると"Dude, That's My Ghost"のキャラクターデザインはずいぶん垢抜けたなーと思います。

本作の正統派ヒロインのマロリーちゃん(左の真ん中)。この子もハリウッドセレブの娘なんだろうな。マロリーちゃんもいいんだけど、左の金髪の子がかわいい。

右はスペンサーの妹で、空手の使い手のジェシカ。なんかこの子は同じAlphanim作品の"Gawayn"に出てくる見習い魔女の子に似てるなーと思ったり。Gawaynは全く見てないんですが。

ストーリーは割と単調なんで何話か立て続けに見るとちょっと飽きてくる感じもRobotboyに似てるなあ。ビリーの変顔とスタイリッシュな背景・キャラクターデザインが楽しみどころだと思ってます。

David OReilly, Adventure Timeについて語る

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"Adventure Time"で異色のフル3DCGエピソード"A Glitch is a Glitch"を手がけたDavid OReillyのインタビュー。

そもそもの経緯はPenさんがDavidさんのファンだったということなのか。 製作もPenさんがほぼ完全にDavidさんに一任したらしい。スゴいなあ。 でもやっぱり子供向けの番組ということでトーンダウンしたところはあったみたい。まあ、そりゃしょうがないよなあ。。

全然詳しくないけど、グリッチっていうのはデジタルアートの世界ではだいぶ一般的な用語なんですね。JPEGやDivXコーデックのクセとかも考えて作り出すものらしい。へー。

Free Comic Book Day 2013

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5月4日、5日はフリー・コミック・ブック・デイということで、昨日は日本橋浜町のブリスターさんに行ってタダでコミックブックを貰ってきましたよ。

4日は一人5冊までオッケーということだったので、自分はとりあえず以下の5冊を選びました。

  • DC Nation Super Sampler
  • NFL Rush Zone: Season of the Guardians
  • Spongebob Comics Freestyle Funnies
  • Kaboom! Summer Blast!
  • Top Shelf Kids Club

Kaboom! Summer Blast!

Adventure TimeやBravest Warriorsのコミックを出しているKaboom!シリーズから6作品(Adventure Time, Regular Show, Herobear and the Kid, Ice Age, Peanuts, Garfield)を収録。

Adventure Timeのエピソードは#10に収録されていた"Choose Your Own Adventure Time"。選択肢によってストーリーの流れが分岐していく、ゲームブックってやつですね。

最初はシンプルな流れなんだけど、途中でどんどん分岐が複雑になっていって、さらには意外な人物が登場したりして、なかなかビックリさせられる話でした。

Regular Showはジェットコースターに乗りたくないリグビーがダダをこねる話。リグビーがダダをこねるのは鉄板のパターンですなあ。

Regular Showのコミックはまだ手元にないから何とも言えないけど、これはバック・ストーリーとして収録される予定のエピソードなのかな?

Top Shelf Kids Club

Top Shelfの子供向け作品から6作品(Owly, KORGI, Johnny Boo, Upside Down, Pirate Penguin vs Ninja Chicken, Monster on the Hill)を収録。

Top ShelfはSuperF*ckersのコミックを出しているところなので見てみました。

SuperF*ckersと同じくJames Kochalkaによる"Johnny Boo"はこんな感じ。白黒なのはフリーコミックだからだろう。SuperF*ckersはグロい描写も平気で入れてくるけど、Johnny Booは健全な感じかな。フツーにかわいい。

DC Nation Super Sampler

DCの"Beware the Batman"と"Teen Titans Go!"を収録。

最近CNで始まったアニメも"Teen Titans Go!"というタイトルだけど、こっちはコミックシリーズの方の"Teen Titans Go!"ですね。もういろいろあって分からないよ・・・

CNのDC Nation枠作品の紹介ページもちょろっとあって、アメジストのページなんかもありました。へー、ジェム・ワールドのゲームって主人公の女の子が自分で作ったっていう設定だったんだ。

Spongebob Comics Freestyle Funnies

スポンジボブのコミックをいくつか収録。

これはスポンジボブとパトリックがアートに挑戦するという話。コマが水滴というか水たまりっぽくなってるのが面白いな。

NFL Rush Zone: Season of the Guardians

Action Labの"NFL Rush Zone: Season of the Guardians"と"Skyward"の2作品を収録。

"NFL Rush Zone"ってどっかで見たなと思ったけど、以前スカポン太さんのところで見たんだった。

サンプルの1話だけだとちょっとよく分からないけど、世界征服を目論む悪者が「メガコア」っていうのを狙っていて、それをなぜかNFLの選手や組織が守っていて、その悪者が悪のロボットを送り込んだりして、主人公の少年がそれをぶっとばす、的な話だと理解した。嫌いじゃないぜ、そーいう設定!

主人公のイッシュ(Ish)君はまだ訓練中らしいけど、みんな大好き腕時計型変身デバイスでアメフトの装備っぽいパワードスーツを着装して戦ったりするぞ!アメフトの試合はしないんじゃないかな、見た感じ・・・

HubのSheZowは6/1から

持たざる者

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マイリトルポニーのトリクシー回見ました。

前々回のアップルジャック回でもそうだったけど、今回もトワイライトがもう無敵すぎて無敵すぎて! トワイライトってただでさえ魔法の天才がある上に、教育機会にも恵まれてしかも努力家なもんだから、ちょっと魔法が得意なだけのポニーじゃどう考えても太刀打ちできないよなあ。

今回のエピソードはトリクシーが徹底的にイヤなヤツだったから痛快な話として見れたけど、自分のライバルにトワイライトみたいなのがいたらと思うとちょっとトリクシーが気の毒になってしまう。でも「圧倒的な能力を誇る天才に立ち向かう凡人」って、個人的にはスゴい好きなテーマで、トリクシーもそういった方向に行くとよかったと思ったんですよね。

単なる思い込みかもしれないけど、マイリトルポニーって「才能」に関しては割とシビアな話があるように思えるんだよなー。(微妙にシーズン1, 2のネタバレあり)

トリクシーに限らず、メイン6の中でもなんとなく才能の格差があるように思える。

自分の中のそれぞれのイメージがこんな感じ。ピンキーは特殊なんで、まあ置いておくとして、やっぱり才能面ではトワイライトとレインボーが飛び抜けてスゴいと思う。あとフラタシャイは本人に自覚はないけど素材が光るタイプの美人ですよね。

一方、アップルジャックとラリティさんは突出した才能が何かあるかというとそうでもないような。 でもアップルジャックは堅実な性格だし、守るべき家族と農場があるから「普通」であることにそれなりに満足してそう。

逆にラリティさんは自分自身の理想像が高すぎて、「普通」である自分に少しも満足してないように見える。その辺がスゴい哀愁を誘うんだよなあ。 そもそもラリティさんはキューティマークからすると本来の天職は宝石ハンターのはずなのに、デザイナーをやってるあたりが既に悲しい。

ラリティさんエピソードはそういった凡人の悲哀に満ち溢れていて好きです。

ラリティさんは良くも悪くも普通なんで腕が悪いわけではないし、チャンスも人並みに巡ってくる。さらにチャンスを掴んで離すまいとする野心も持ち合わせている。 それでも結局どこかで歯車が噛み合わなくてチャンスをモノにすることができないんですよね。

そんなラリティさんの姿を見てると他人のような気がしないし、そういった凡人に対する残酷な現実をさらりと描いてしまうあたり、この作品はスゴいなあと思うのです。

YouTubeで有料チャネルが試験的に開始

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YouTubeが定期購読制の有料チャネルの配信を試験的に開始したそうですね。

カートゥーン周りでいうと、dhxの3チャネル(Junior, Kids, Retro)がありますね。しかし実際にアクセスしてみるとKids以外はいつもの「おめーの国では見らんねーよ」というメッセージが。有料チャネルでリージョン制限とか、もうね。

しかしなぜかdhx Kidsは購読できるみたい。日本語の解説メッセージもちゃんとある。

作品としては、"Johnny Test", "Strawberry Shortcake", "Angela Anaconda"などなど。2週間無料だそうです。ちょっと試してみようかな。

Todd Kauffmanの"Grojband"は6/10から

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カナダFresh TV製作の新作"Grojband"が北米Cartoon Networkで6/10から始まるそうです。

6月って来月じゃん!早っ!! まだまだ製作中だとばっかり思ってたけど、意外とそんなに話が進んでいたんですねー。そらコートニーもビックリだ。

おさらいしておくと、Grojbandは"Total Drama"シリーズや"Sidekick"などのキャラクターデザインで有名なTodd Kauffmanが手がける新作アニメ。正確にはMark ThorntonもCo-creatorとなっていますね。

お話としては、ガレージバンドをやってる主人公のコーリー君がお姉ちゃんのトリーナの日記を盗み読みして歌詞を書いたりとかそういう話らしい。

個人的にはTodd KauffmanはTotal DramaのコートニーやSidekickのヴァナといったツンツンした女子に定評のあるデザイナーだと思ってるんですが、そんなToddが満を持してぶつけてくる新キャラがこのトリーナさんですよ。でもなんとなく展開が読めそうな気がしてくるのでそれはそれでアレかもしれませんが。

ところで、今回放送開始日のアナウンスが急すぎるように思えて気になってるんですよね。カナダ作品って、北米CNだと若干アウェーな感じを受けるし、プロモーションとかちゃんとできてるんだろうかと心配になってしまいます。そもそも、カナダのCNやTeletoonでは放送するんだろうか?

あ、あと、そういえばTotal Dramaの新シーズンの製作はどうなってるのかと思ったんですが、クリス・マクレーン役のChristian Potenzaさんによるとまだ製作中っぽいですね。

クリス、それはジャスティンじゃない!アレハンドロだ!!


SuperF*ckers シーズン1 完

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Who knows...

ここ最近毎週新エピソードがアップされていたSuperF*ckersですが、今週、シーズン1のフィナーレエピソードが公開されましたね。

いやー、一時期はパッタリと音信不通状態になってどうなるかと思ったけど、無事最後まで公開できてほんとに良かった。Cartoon Hangoverのケイドは依然としてSuperF*ckersはスルーしてるけど、まあいいや。

この作品、賛否はいろいろありそうだけど、純粋なエンターテイメントとしてスゴいよくできてるし面白かったと思う。

なんといっても毎回のようにある挿入歌がなんともノリがよくて良かった!いや、挿入歌に限らず音楽的な演出はどれも素晴らしかったけど、やっぱり歌のインパクトって大きいですよね。特に#05 "Dawn of Omnizod"はいい感じの歌が二つも入っていておトクな回でした。

Soundcloudあたりに歌だけ全部上がってないかなと思って調べてみると、他ならぬFred Seibertさんがいくつか上げてますね。あくまでデモバージョンですが。

"Dawn of Omnizod"の歌"Marvelous Sandwiches"はこれ(歌はJames Kochalkaさん)。

歌といえば#07 "Cute Rump"のグロテッサの歌も良かったな。でもこの回はとにかくグロテッサとグロータスがかわいすぎて!

グロータスはグロテッサのペットで、ナマコみたいな謎の生き物。コミック版ではほんとに何考えてるかよく分からない、不気味な生き物って感じだったんだけど、アニメ版になった途端に表情が豊かになって、なんかすっごいかわいかったです。

しかし、ただ「かわいい」「笑える」で終わらないのがSuperF*ckers。

SuperF*ckersは全体的には単純なギャグ作品なんだけど、ところどころ過激というか衝撃的な展開に平然と持っていくあたりがスゴい。そのへんが、ユルいだけのギャグ作品にはない独特の迫力を醸し出していたし、だからこそ個々のエピソードが強烈に印象に残ったと思う。どんな話であれ、「驚き」のある展開って大事ですよね。

ただ、やっぱり全体を通してみるとちょっと尺が短すぎるなーと思えるところがいくつかあって残念でした。

例えば最終話でようやく登場したヴォーテクスの「タイム・ボトル」

このタイム・ボトルは(多分ヴォーテクスの能力で)過去の世界を封じ込めた特殊なカプセルで、こいつが割れると二つのタイムラインが混じり合って宇宙が崩壊するというヤバい代物なんですよね。で、ヴォーテクスは一日中、タイム・ボトルの中の過去の自分を眺めて過ごしていたりするのです。

このへんの話、コミック版だとだいぶ丁寧に描かれているんですよ。

コミック版だと、過去の世界に執着するヴォーテクスの姿が頻繁に登場していて、「こいつ過去に何があったんだろうな」と想像力をかきたてられる展開が非常に良かったんですが。アニメ版だと一連の流れを一話に圧縮してしまって、そういった味わいが無くなっちゃったかなー。

で、シーズン1終了で気になるのがシーズン2どうなるのかということですが。

Kochalka先生のTumblrを見ると、特にシーズン2の予定はなさそうですね。うーん、まあアレでシリーズ完!としてもそれはそれでSuperF*ckersらしい気も・・・

夏の新番組

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どうも5月末あたりからいろいろカートゥーンの新番組が始まるみたいで、ちょっと整理してみました。とはいえ、あくまで自分が気になった範囲内なのであしからず。

5/25 - Sanjay and Craig (Nickelodeon)

これはもう始まってますね。初回の放送はかなり評判良かったみたいですね。・・・しかし視聴率的にはスポンジボブが1位なのか。スポンジボブ強い。。

6/1 - SheZow (hub)

hubのSheZowは6/1から。あ、今日か。

やっぱり設定がアレだっていうことでちょっとした物議を醸しているみたいですが。まあSheZowは作品そのものはいたって健全だし、別にそんなピリピリするほどのこともないんじゃないですかね。女装するカートゥーンキャラなんて挙げればキリがないほどだろうし。

むしろhubがSheZowを放送することにギャンブルの要素があるとすればそれは話の内容が単調であんまり面(ゲフンゲフン

6/10 - Grojband (CN)

このあいだも書いたカナダアニメ"Grojband"は6/10から北米Cartoon Networkで開始。

放送スケジュールも公開されたけど、10日から毎日新エピソードやるんですね。うーん、大丈夫か、これ。やっぱりアウェーな空気を感じてしまう。

Packages from Planet X (Disney XD)

これ、どっかで聞いたことあるなって思ったら、Stinkenさんのブログ記事で見たんだった。つまり製作はdhx mediaですね。

公式サイトの説明によると、宇宙から謎の小包が届くようになったダン君が、その小包でいろいろ騒動を巻き起こすって感じですかね。小包を狙う悪の宇宙人とかも出てくるっぽい。

放送開始日は未定かな?

Camp Lakebottom (Disney XD)

手違いでゾンビやモンスターだらけのキャンプ・レイクボトムで夏休みを過ごすことになったマギー君の話、らしい。

Nicolさんは「"Scooby-Doo meets Camp Lazlo" な感じ」と言ってたけど、自分はむしろJimmy Two-Shoesっぽさを感じるなあ。実際J2Sのスタッフが絡んでるみたいだし。

"Life in the Analog Age"のWebシリーズ化とGabe Swarrインタビュー

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以前ちょっと話題に出した、Gabe Swarrさんの自伝的ショートカートゥーン/コミックシリーズ"Life in the Analog Age"が本格的なYouTubeカートゥーンシリーズになるらしい。

もともとはWebコミックがメインで、YouTubeのエピソードはたまにアップロードがあるくらいだったけど、これからは毎週1本、ショートエピソードをアップするらしいですね。

"Life in the Analog Age"はGabe Swarrさんの少年時代の体験を元にした作品。実はWebコミックの方はここんところ定期的に読んでました。他のWebコミックって、途中から読んでも話についていけないことが結構あったけど、"Life in the Analog Age"は一つ一つの話がまとまってるんで、初見でも楽しめますね。

個人的にはYouTubeのエピソードよりWebコミックの方が話のボリュームがあって好きだったんだけど、軸足をYouTubeの方に移すということで、どうなるんだろう。コミック版でやってたみたいな長編エピソードがあったりするといいな。

インタビューを読んでみると、この作品、GabeさんがNickelodeonに出勤する前の朝の時間を利用して作ってるらしい・・・。スゴいな。

Adventure Time DVD: The Complete Second Season

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カバーをとればナイス・キング!!

と、いうことで、こないだAdventure Timeのシーズン2コンプリートDVDが届きました。 シーズン2のエピソードって、正直言ってこれまでの選り抜き版DVDでほとんどカバーされているからだいぶダブってるんだけど、そんなのヘッチャラ。

今回の収録内容は、

  • シーズン2の全26エピソード
  • コメンタリーつきの全26エピソード
  • Penさんによるスタッフインタビュー

といった構成です。

スタッフインタビューは「インタビュー」と銘打っているものの、実質Penさんがスタッフのみなさんにイタズラ動画を見せるだけの内容なので、インタビューって感じじゃないですね。

なので、今回の特典映像の目玉はなんといってもコメンタリー!今回はクリエイターのPendleton Wardとシーズン2のストーリーボードアーティストのみなさん(Kent Osborne, Benton Conner, Adam Muto, Cole Sanchez, Ako Castuera, Tom Herpich, Jesse Moynihan, Rebecca Sugar)、それと途中からふらりと現れたIan Jones-Quarteyのコメンタリーが収録されています。

コメンタリーといってもそこまで堅苦しい感じではなく、コーヒーやピザを飲み食いしながら雑談しているような雰囲気ですね。メンバーも入れ替わり立ちかわりといった感じ。

コメンタリーはスタッフさんの裏話を聞けるのが一番の魅力ですが、中には深刻なネタバレになるような際どい内容も含まれていたらしく、一部のコメンタリーがカットされていました。カットされた箇所ではかわりにペンさんのウクレレソングが流れるという、なかなかシュールな仕上がりに。エピソードによっては2~3分近くカットされていて、さすがにちょっと残念でしたね。

以下、コメンタリーを聞いていて気になったところを中心に、いくつかかいつまんで見ていきます。

Blood Under the Skin (邦題: 恥ずかしの試練)

この回は記念すべきチューズグースさんの初登場回!

チューズグースさん、ここんところあまり見かけないけど、この人はなんというか「魔法のアイテムのワクワク感」があって好きです。もっと出て欲しい。

チューズグースさんは歌うように韻を踏んで喋るわけですが、やっぱりそのセリフを考えるのは大変だったらしいですね。

It Came from the Nightosphere (邦題: パパは魔王)

マーセリンの犬の名前はシュワブル(Schwable)なんだとか。・・・この犬、全然出てきてないな。何だったんだろう。

Slow Love (邦題: スローな愛にしてくれ)

このエピソードは全く見返したことなかったけど、改めて見るとやっぱり面白いなあ。この辺からビーモの存在感が強まってきたんですね。

こういった「~~ Time!」っていうカードシーケンスを最近やらなくなったねという話。Penさんによると、ワンパターンな使い回しのシーンに時間を使いたくなかったとのこと。

最近やらなくなったから余計に感じるのかもしれないけど、このカードシーケンスを見ると初期のAdventure Timeの風情を感じますね。

あと、このエピソードのコメンタリーは途中からJesseさんが女の子を口説いて失敗した話で盛り上がってましたwww

Crystals Have Power (邦題: あのときのクリスタル)

ColeさんとJesseさんのコンビによる初のストーリーボード。しかしこの回は何回も修正が入った大変な回だったとか。

一番最初のバージョンでは、ジェイクが「グルーガックス」という人物の非暴力思想に感化される、という内容で、しかもツリー・トランクも出てこなかったらしい。へー。で、それをかなりギリギリのタイミングで修正して今の流れに持っていったのだとか。初ストーリーボードでそれはキツそうだなあ。

ラストのこのシーンも違っていて、最初はツリー・トランクがさらに別の悪魔にさらわれてしまって終わり、というオチだったらしいですね。いやー、でもこれはハッピー・エンドに修正されてよかった!

To Cut a Woman's Hair (邦題: 髪の毛欲しい!)

木の魔女もなかなか面白くて好きですね。こないだRock BanditsっていうiPhoneゲームに登場しているのを見てびっくりしました。

この木の魔女は"City of Thieves"(泥棒だらけの街)に出てきた魔女と姉妹らしい。

おー、なるほど。言われてみるとよく似てる。

フィンが帽子を脱ぐ衝撃のシーンはIanさんの仕事。Penさんは"make it super-anime"と頼んだとか。Ianさんはこういった表現で頼りにされてるのかな?

The Chamber of Frozen Blades (邦題: 忍者!)

70年代の忍者アニメのオマージュをとにかくてんこ盛りにした、そんな作品らしいです。

そういや、ドクター・プリンセスもここで初登場ですね。

「ドクター・プリンセスってシーズン3のこの人に似てない?」って話が出てましたが、他人の空似だそうです。うーん、まあ確かに似てるけど、同一人物ってほどじゃないなあ。

The Silent King (邦題: ゴブリンの王様)

このシーンでジェイクが入っていたのは"sensory deprivation tank"(感覚遮断タンク、フローティング・タンクまたはアイソレーション・タンク)と呼ばれるもので、五感を通じた脳への刺激を極限まで遮断することで比較的簡単に瞑想状態に入ることができるというもの。リラクゼーションや心理療法として用いられるようですね。

なんでジェイクがタンクに入っていたのかは謎ですが、とにかくこのエピソードのコメンタリーではPenさんとJesseさんが興味本位でアイソレーション・タンクを体験してきた話をずっとしてました。

Jesseさんはけっこうスピリチュアルな感覚を味わったそうですが、Penさんは「アイソレーション・タンクのくせに外の音が丸聞こえでサイアクだった。なんかタンクの内側ヌメヌメしてたし」とのこと(個人の感想です)。

Susan Strong (邦題: スーザン、君は誰?)

このエピソードも製作過程でいろいろと修正が入ったらしく、例えば最初の段階ではスーザンだけじゃなくて地下の一族全員をフィンが外に連れ出すという話だったそうですね。

挿入歌も最初はPenさんが作詞した歌があったんだけど、Rebeccaさんが自分で別の歌を書いて、最終的にそっちが使われることになったらしい。Penさんのオリジナルの歌はコメンタリーに収録されてるんですが、結構テイストが違いますね。内容も違う。

Mystery Train (邦題: ミステリー・トレイン)

"The Real You"のエピソードでフィンは剣を失っているわけですが、新しい剣はここの貨物車のシーンで初登場してるんですね。以降、しばらくこの剣を使うことになります。

この新しい剣は(特に柄がぐるぐるしてるあたりが)ちょっと複雑で、導入当初はスタッフに不評だったそうですね。

ちなみに現在(シーズン5)フィンが使っている剣はこれよりもさらにデカくて凝ったデザインをしていて、一部のスタッフから「こんなデカい剣を背負ってたら自由なアクションを描けないじゃないか!」と反発されたらしい。たしかに、アレを背負ったまましゃがんだら剣先が地面に刺さりそうな気がするけど、そのへんどうやってたっけ・・・。

Belly of the Beast (邦題: 巨人の腹)

このエピソードはとにかくIanさんが死にそうになりながら大量のクマを描いたらしい。いや、よく見るとほんとスゴい数のクマいるなあwww ダンスの動きもなるべくそれぞれ違う動きになるように頑張ったらしいです。

The Limit (邦題: ぎりぎりジェイク)

全体的にオリエンタルな雰囲気が楽しい話だけど、なんといっても衝撃的なのはこの"Acient Psychic Tandem War Elephant" (大昔の二人乗り象戦車)!!

これも最初のアイディアは「空飛ぶ自動車」というものだったんだけど、「それじゃクールじゃないよね」ということでこうなったらしい。それにしても飛躍しすぎだろ!

宝玉を守る泥の蛇は、最初は水の蛇だったらしい。ただ、迷路に土のゴーレムが登場するので、属性を揃える意味で泥の蛇に変更したのだとか。Penさんはこういった世界観に関するディテールに相当なこだわりを見せる時がありますね。

Mortal Folly (邦題: 愛は勝つ)

このエピソードも製作過程でいろいろ細かい点が変更されたようです。

ドクロのキノコ雲はIanさんとAndy Ristainoの合作。いまやリッチの忌まわしい魔力の象徴となっているドクロ雲ですが、最初はただの爆発だったらしいですね。

こういった地下鉄の駅の描写もストーリーボードの段階では無かったとのこと。こういったディテールがあるとないとじゃ雰囲気が全然違うでしょうね。

そしてこのセーター!これも元々はレーザーとかが飛び出す魔法のセーターだったんだけど、Rebeccaさんが「これはむしろ普通のセーターの方がいい」と判断して変更したそうです。うん、たしかにこのシーンは普通のセーターだからこそ圧倒的にカッコいいし、グッとくる!

コメンタリーを聞いてるとRebeccaさんは低血圧なのか?と思えるほど普段テンションが低い人なんだけど、このエピソードのコメントは珍しく興奮気味に喋っていたのが印象的でした。

Mortal Recoil (邦題: 本当に愛は勝つ?)

あ!このシーンでPenさん「萌えー」って言った!"She's moe."言うたよ!!

さすがにAdventure Timeのスタッフといえども「萌え」を知らない人もいたみたいで、「萌え」とは何かについて説明するくだりが面白かったですww

(多分Ianさん)曰く、"When you love anime, a shy cute young girl, and you wanna protect her, that's MOE"とのこと。ふふ、甘いぜIanさん・・・本場日本の萌えはもっともっと多様な進化を遂げているのだ!

しかしコンプリートDVDの締めくくりが「萌えの説明」ってどういうことなのかwww

Adventure Time "Playing with Fire"

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こないだAdventure Timeのグラフィック・ノベル"Playing with Fire"をゲットしたのでその感想でも。

この作品はAdventure Timeのコミックシリーズを出版しているKaboom! Studiosから出たもので、 ライターがDanielle Corsettoさん、作画がZack Sterlingさんです。Zack Sterlingってどっかで聞いたことあるなって思ったら、Bravest Warriorsのコミックで着色をやってたりする人ですね。 ちなみにカバーはStephanie GonzagaさんとKassandra Hellerさん。

カバーからも分かる通り、この作品はフレイム・プリンセスを中心に据えた(多分、初の)コミック作品!フレイム・プリンセスってシーズン5に入って出番が激減して、本編でもまだまだ謎がありそうな子なんで、どうかなーと思ってたんだけど、意外とほとんど違和感なく読めましたね。どっちかというとMarceline and the Scream Queensの方がよっぽど挑戦的な内容だったかな。

  

ざっくりした話の内容としては、フィンとフレイム・プリンセス(+ ジェイク)が「カーニバル・キングダム」に遊びに行くんだけど、途中でフィンが謎のドラゴンにさらわれてしまうのでフレイム・プリンセスが頑張って助ける、といった感じ。

フィンがさらわれるパターンって比較的珍しいけどフレイム・プリンセスはバリバリの武闘派なんで問題ないぜ!実際Adventure Timeのキャラの中でも屈指の強さを誇るからなー。とかくこの作品は女の子が強い。

しかし追い詰められたドラゴンは難解なパズル・ダンジョンを作ってフィンを幽閉してしまう。フレイム・プリンセスはジェイクと協力してダンジョンを攻略することに。

フレイム・プリンセスってすっげー気が短いからイージー・ゴーインなジェイクとは相性が悪そうだなあwww

最初はすぐにブチキレていたフレイム・プリンセスだけど、ダンジョン攻略を通じて少しずつ成長していく様子が丁寧に描かれていて、その辺が良かったです。

ところで、この作品はあんまりTV版本編と関係はないけど、いくつか関わりのある描写がありますね。

フレイム・プリンセスがカーニバル・キングダムに行ったことない件について。フレイム・プリンセスは家庭の事情であんまり外の世界を知らないから、当然といえば当然なんだよなあ。

家庭の事情といえば、フレイム・プリンセスの父親、フレイム・キングもちょっと登場。このおっさんがまた厄介な人で。。

本編ではフレイム・キングとフレイム・プリンセスがたくさん絡むシーンって意外となかったりするので、この辺のやりとりはなかなか興味深いですね。

で、どうもこのグラフィック・ノベルはシリーズして続くみたいで、既にVol.2も予約可能になってますね。この辺によると、Vol.1から続く話をやるみたいですね。

"Candy Capers"は7月から

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Adventure Timeのコミックの話題でもう一個。

既にだいぶ前に発表されていたようですが、7月からまた新しいミニシリーズが始まるそうですね。その名も"Adventuer Time: Candy Capers"。ペパーミント・バトラーとシナモン・バンが謎を追うハード・ボイルド探偵モノになるとかならないとか。

ライターはAnanth PanagariyaさんとYuko Otaさん、作画はIan McGintyさん。PanagariyaさんとOtaさんって、以前、"Marceline and the Scream Queens"のバックアップストーリーでハードボイルドな話を描いてた人ですね。アレがよっぽど人気あったのかなあ。いや、あの話はほんと秀逸だった。

Adventure TimeとRegular Showのゲーム


Dan vs. シーズン3 見た

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また美女名鑑やろうと思ってたんだけど、この作品、どんな美女もエリースさんの前では色褪せるということが分かったのでエリースさんで固めてみた。

Dan vs.は良くも悪くも話の内容がスゴい安定していて、ある程度ワンパターンであまり驚きは大きくないんだけど毎回面白い、て感じですね。ダンの怒りネタ、クリスの大食いネタ、エリースさんのシークレット・エージェントネタで基本、突き進むというか。

ただシーズン3はたまにとんでもない変化球をぶっこんできてましたね。

エピソードによっては古代のミイラやスーパーヒーローが普通にウロウロしていたりして、あれ、この作品、こんな世界観だったっけかと思ったり。なんというか自由に作ってるなあwww まあ、前にも狼男が普通に出てきてたから、そういうもんか。

ただ、個人的にはこういうファンタジックな展開よりもエリースさんのSFスパイアクションモノの話の方がDan vs.らしくて好きですね。

その意味では#12 "The Family Cruise"は実に燃える展開!

仲の悪い母娘、エリース・シニアとエリース・ジュニアがお互いの任務でついに激突!エリースさんの両親なかなか出ないなーと思ってたところにコレだったので余計に嬉しい。こういうのが見たかったんだよ!

そういや、Dan vs.はDaytime Emmy賞っていうのを取ったんですね。シーズン4もやるのかなあ。

Life's a Zoo

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今週からYouTubeの"Shut Up! Cartoons"チャネルで始まった"Life's a Zoo"が面白かったのでメモ。

"Life's a Zoo"は動物たちによるストップモーション・リアリティTVアニメ。まあ平たく言えばTotal Dramaシリーズのキャストを動物にしてストップモーションアニメにしたようなもんですな。

しかしこれ、妙にクオリティ高いなーと思ったら、元々Shut Up! Cartoonsで製作したものではなく、2008年にカナダのTeletoonで放送されていたものらしいですね。またカナダか・・・どんだけリアリティTV好きなんだ。。

とはいえ、これほんと面白いですよ。第1話からキャストの個性がガンガンぶつかり合って話をかき回してるし、展開も早くて飽きない。どうも最近のTotal Dramaにはこのスピード感と賑々しさがないんだよなー。

以下、簡単ですがキャラ紹介でも。

クロード (Claude)

番組司会進行役のハゲタカ。Total Dramaで言うところのクリスのポジションですね。

クリスほどイヤなやつではなさそうだけど、スピーカー越しに番組参加者を呼び集めてチャレンジ内容を通達するあたりはほんとよく似てる。そうそうこれがリアリティTVだよ!って気分になります。

レイ (Ray)

ファンキーなオランウータンのにいちゃん。パーティ大好きで一見バカそうなんだけど、そこまでバカではなさそう。

Total Dramaで言うとジェフが近いかな。

ジェイク (Jake)

ブタ。「どんな手を使ってでも勝つ」という、リアリティTVに一人はいるタイプなんだけど、根がマヌケなのかいつもうまくいかないキャラっぽい。

こんなマヌケでナルシストなキャラ、Total Dramaにはいないなー。面白いな、こいつ。

モレスキー (Morreski)

アル中のおっさんクマ。ロシア訛りがなんだかシブいぞ!常に千鳥足なんだけど、意外と抜け目なさそう。

ドクター・D (Dr. D)

ラッパーペンギン。第1話を見ただけだと、まだちょっとキャラが掴めないかな。ビィヨッチャー!

リコ (Rico)

ちょっとホモっぽいワニ。そんなにハードなホモじゃなさそう。なんとなくCamp Lazloのラージに似てるかも。

マヌー (Minou)

セクシーなクロヒョウのおねーさん。性格がキッツイのでTotal Dramaで言うとヘザーダコタを合わせたような感じかな。ヘザーほどのクレバーさはなさそうだな。

チーチー (Chi-Chi)

ぽっちゃり系のパンダの女の子。Total Dramaのセイディが近いかな。でもセイディよりかはだいぶおとなしい子みたい。

このキャストメンバーに比べると、Total Dramaのキャストは比較的「普通のいい人」が多いような気がするなあ。まあレーティングが違うだろうから難しいと思うけど、リアリティTVはそれなりに過激なキャラクターが揃っている方がやっぱり面白いな。

Grojbandに見るLipsynching

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Grojbandのクリエイターの一人、Mark Thorntonが本作でのリップシンキング(セリフに合わせてキャラクターをアニメーションさせる工程)について説明する動画。ちなみにGrojbandはFlashを使って作られているらしいですね。

ざっとまとめるとこんな感じですかね。

  • セリフのたびに新しく作画をしているわけではない。
  • 「マウスチャート」という、口の形のリストをあらかじめ作っておいて、それを配置する。
  • コーリーの場合、正面用のマウスチャートだけで200近い数のパターンがある。
  • しかし、英語の発音を全て表現するにはそのうちの33パターンで十分。
  • 具体的には、「ミャウフル」(meowful)と発音する時のパターンで網羅できるらしい。
  • それぞれの口の形には番号が振られていて、慣れるとどの形がどの番号かすぐに分かるようになる。

あれ?"meowful"だと"TH"の発音が入っていないような・・・。しっかし、クチ、デカいなー、コーリー。

このやり方は定型的なデザインをほぼ全編に渡って使いまわすGrojbandのような作品で通用するやり方だと思うので、デザインがコロコロ変わるAdventure Timeなんかだともう少し違った方法がとられていそうな気がしますね。

マウスチャートのようなパターンを駆使することで製作コストを下げられるのはイイことだと思うけど、その分デザインが定型的・画一的になりがちなのはちょっと残念なんですよね。

例えば、Total Dramaなんかはあれだけ続いていて旧キャラクターのデザインはほぼ全く変わっていない(Grojbandとはスタジオが違うかもしれないけど)。クリスなんてずーっとあのファッションなんですよ。それもコストを抑えるためだって、以前Tom McGillisさんが言ってました

個人的にはリップシンキングってそんなに頑張ってやらないといけないのかなあとも思いますね。リップシンキングをちょっとサボってその分、別のところにリソース回すのも製作のスタンスとしては妥当に思える。まあ"F"や"L"の口の形見ると「ああ、俺カートゥーン見てるなー」って気分になるので、風情というか文化として続けてもらいたいとは思いますが。

あ、ところでGrojbandですが、最近ぼちぼち見てます。今まで見た限りだと、うーん、ちょっとイマイチかなあというのが正直なところですね。もう少し見たら感想書きます。

余談。

こういう形の口って"bean mouth"って言うんですね。豆みたいな形をしているからか。この間見た、Adventure TimeのDVDのコメンタリーでもそういう言い方が出てたんで、一般的な表現なんでしょうね。

Nimona

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Webコミック"Nimona"の主人公、ニモーナ描いた。火吹き竜はロマン!

"Nimona"はコミックアーティスト/イラストレータのNoelle Stevensonが連載しているWebコミック。こないだこの人がBravest Warriorsシーズン2でwriterやるという話を聞いてちょっと読んでみたんですが、これがなかなか面白い!Webコミック通して読んだのは初めてかもしれない。

"Nimona"は変身能力を持つ不思議な女の子ニモーナと、彼女をサイドキックとして雇うことになったお尋ね者の騎士バリスターの活躍を描く物語。絶賛連載中で、今ちょうど第9章に入ったところですね。今のところ全130ページくらいなんで、グラフィックノベル1冊読む気合があれば一日で追いつけます。

メインの登場人物は3人くらい。

ニモーナ (Nimona)

本編の主人公。どんな動物にも変身できる魔法の力の持ち主。モノやヒトをぶっ壊したりぶっ倒したりするのが大好きで、自ら頼み込んでバリスターのサイドキックとなる。

ニモーナは男勝りとかおてんばとかいうレベルをはるかに越えていて、すぐに人を殺そうとするので見てるこっちがハラハラします。

バリスター・ブラックハート (Ballister Blackheart)

王国お尋ね者の騎士。元々は正義の組織"the Institution of Law Enforcement and Heroics"の騎士だったが、ある事件がきっかけで組織を抜け、以来、組織と敵対する活動をしている。科学者としての一面も持つ。

バリスターはアウトローなんだけど自分の正義と美学に従って生きるタイプのおっさんで、イヤほんとシブくてカッコいい!

アンブロシアス・ゴールデンロイン (Ambrosius Goldenloin)

正義の組織に所属する騎士。バリスターとは浅からぬ因縁を持つ。

ゴールデンロインは金髪、ロン毛、イケメンの正統派ナイトなんだけど、どうもバリスターに出し抜かれてばかりいる2.3枚目くらいのキャラですね。

この作品、とりあえず読んでいて痛快なのがニモーナの変身アクション。人間を含むあらゆる動物に一瞬で変身できるという、バリスターもビックリの能力で正義の組織の兵隊をバッタバッタと倒していくあたりがスゴい。

狼に変身して兵士に噛みついたり、ゴリラに変身して兵士をぶん投げたり。

しかしなんといってもロマンあふれるドラゴン形態がカッコいい。ドラゴンと騎士!これは燃える!!

とはいえ、普段のニモーナはただの女の子。ニモーナがシブいおっさんバリスターと絡むくだりがなんともかわいかったりするのです。

こんなふうにバリスターにじゃれつく感じがかわいい。そしてなんかちょっとエロい。殺伐としたバトルシーンとこういった日常のシーンの対比がいい感じですね。

ただキャラやデザインがいい作品かというとそうでもなくて、ストーリー的にも様々な謎が絡み合う、「続きが気になる」お話になってるあたりがイイですね。

バリスターはなぜ組織を抜けることになったのか?ニモーナの魔力の正体とは?そして次第に明らかになる組織の裏の顔とは!?といった感じで、今後も目が離せない作品になりそうです。

レギュラーSHOW~コリない二人~の6話厳選セレクトを考えるマンガ

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ネタバレ注意。

自分だったらリグビー案に一票だな。

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