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Luke Pearsonの「ヒルダ」シリーズ

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だいぶ前にまきしまさんに教えてもらったアーティスト、Luke Pearsonのコミック「ヒルダ」シリーズの第3巻をこの間買ったのでこの機会にまとめてご紹介してみます。

なんというかこのシリーズ、不思議な生き物満載の世界観が素晴らしいのです。

「ヒルダ」シリーズは山奥の一軒家に母親と暮らす少女ヒルダの冒険と心の成長を描くコミック。 今のところ、"Hildafolk", "Hilda and the Midnight Giant", "Hilda and the Bird Parade"の3巻が出ていて、時系列順にゆるくつながっています。

Hildafolk (2010)

岩をスケッチするのが趣味のヒルダ。いつものように家のまわりの散策しながらスケッチをしていると、「トロル岩」と呼ばれる岩を見つける。

トロルは日中は岩のように動かないが、暗くなると人を喰らうこともある危険な生き物。 ヒルダは用心しながらスケッチをするが、夢中になっているうちに日が暮れてきてしまう・・・

ページ数も少ないしあっさり読める作品。グラフィックノベルというより絵本に近いかな。

ページ数は少ないものの、家の中、草原、雪原、雨の夜など、シーンごとにがらりと変わる色彩がなんとも印象的で美しい。

Hilda and the Midnight Giant (2011)

山奥で平穏な暮らしを送ってきたヒルダとお母さん。しかしここ最近になってその土地に暮らす小人(Elf)から脅迫状が届くようになり、さらには小人の軍隊に家を襲撃されてしまう。

ヒルダは暮らしを守るために、中立派の小人「アルファー」(Alfur)の助けを得て小人の王国と交渉することに。

しかし事態は思った以上にややこしいことになっていて、交渉はなかなか進まない。

そんな最中、ヒルダは真夜中に山よりも大きな巨人を目撃する!

果たして巨人の正体とは? そしてヒルダは小人の攻撃を止めることができるのか?

この、たった一人で小人の王国に戦いを挑むヒルダがたくましくてカッコいい!

"Hildafolk"に比べるとぐっとストーリーがしっかりしてグラフィックノベルらしくなった感じですね。

小人の話と巨人の話はあんまり関係なさそうで実は関係あるんですが、その辺もイイ。巨人と出会ったヒルダの心境の変化がなんとも切ないのです。そして衝撃のラストは必見!

Hilda and the Bird Parade (2012)

山奥から賑やかな街「トロルバーグ(Trolberg)」に引っ越してきたヒルダとお母さん。 しかし自然に囲まれて育ったヒルダは街の暮らしを窮屈に感じてしまう。 見かねたお母さんは今夜開催されるという「バード・パレード」にヒルダを連れていくことを約束する。

パレードが始まるまで友達と一緒に街で遊んでいたヒルダは、ひょんなことから空の飛び方を忘れてしまった不思議なカラスと出会う。 カラスにかまっているうちに、ヒルダは友達とはぐれてしまう。

カラスを連れて家に帰ろうとするヒルダだったが、土地勘がないせいかすっかり道に迷ってしまう。 街中をさまよっているうちにやがて日が暮れてきて・・・

小人と巨人を相手に命がけの冒険をした前巻と比べると、一気にスケールダウンした感のあるこの作品。

でも「街で道に迷った挙句、日が暮れる」って、子どものころに誰もが一度は経験する恐怖体験だと思うのですよ。 そのせいか、日が暮れてくるにつれヒルダとお母さんの不安と焦燥が高まっていく感じが実にリアルに感じられます。

個人的にはこの巻、ヒルダにちゃんと人間の友達ができたことにちょっと感動してしまった。 ここまでヒルダ以外の人間の子どもは全然出てこなかったからなあ。もっとも、この子たちあんまりガラのいい友達じゃないんだけど。

しかし舞台が街に移っても不思議な世界観は全く色褪せないこの作品。トロルも出るよ!

と、いうわけで3巻まで読んだ「ヒルダ」シリーズですが、改めて見るとこれ、だいたい1年に1冊のペースで出ているんですね。今年の冬あたりには第4巻が出るのかな?


夏のCartoon Hangover

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今週、Bravest Warriorsの新エピソード"Sugarbellies"が公開されましたね。久々のピクセル!やっぱりほとんど出番なかったけど!

よく分からないけど、このエピソードはシーズン2ではなく、シーズン1に入りきらなかった"Lost Episode"っていう位置づけらしい。シーズン1後半は火星の話が多かったからこういうよその星のミッションはなんだか久しぶりだな。

8月から9月にかけて、Cartoon Hangoverではまたいろいろやるらしく、ちょっと前にそのスケジュールが発表されてました。

Bravest Warriors Minisodes

Bravest Warriorsの特別編エピソードで、全5話。

  • 8/1: Moo-phobia
  • 8/8: Dramabug
  • 8/22: Browser Fail
  • 9/5: Impossibomb
  • 9/19: Terrabeth Bytes

どうやらこれ、1分くらいのショートエピソードらしいですね。Bravest Warriorsはただでさえ尺の短い作品なのにもっと短くなるんか・・・。大丈夫かな、それ。

ちなみにシーズン2は「今年秋に公開」という以上の情報は今のところないはず。

Bee and Puppycat - Part 2

"Bee and Puppycat"の後編は8/7公開予定。前編はこちら。

前編ではデッカードに金的食らわせた以外にはまだ特に何も起こらなかった気がするけど、後編ではなんかバトルがあるっぽいですね。

Doctor Lollipop

ショート作品"Doctor Lollipop"は9/12公開らしいです。

"Doctor Lollipop"はKelly Martinという方のコミックが原作。 自分はこのコミック読んでないので分かりませんが、とりあえずユニコーンのドクターが出てくるみたい。

この作品の製作スタッフって、ディレクターは「フィニアスとファーブ」でライターなどをやってるAliki T. Grafftさんで、キャラクターデザインがDC Nationショートの"Amethyst: Princess of Gemworld"のBrianne Drouhardさんという、なかなか豪華な布陣なんですよね。

Brianneさんの動物デザインがかわいいんだ、これがまた。

今回スケジュールが発表されたのは以上ですが、なにやら他にもいくつか新作が出てくるようで。

なんとAdventure Timeのストーリーボード・アーティストであるJesse MoynihanもCartoon Hangoverに参戦!作品名は"Manly"だとか。

Frederator StudioのTumblrを見ると、他にもChristopher Reinemanという方による"Chainsaw Richard"という作品も予定されているみたいですね。

まあこの辺の作品はまだCartoon Hangoverチャネル側からのアナウンスもないし、公開はまだまだ先になるでしょうね。Cartoon Hangoverのショートシリーズって、思ってたよりもよっぽど長いスパンで進んでるなあ。

Steven Universe, Uncle Grandpa, Clarenceのショートクリップ

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サンディエゴ・コミコンではいろいろあったみたいですが、北米CNで今年始まる予定の3作品のショートクリップが公開されたみたいですね。

まずはSteven Universe。パールさん、キマってるぜ!

そしてUncle Grandpa。

前にも書いたけど、Uncle Grandpaはだいぶ前にパイロットショートとして作られた作品で、そのスピンオフとして放送されたシリーズがSecret Mountain Fort Awesome(SMFA)。ただ、そのSMFAも結局打ち切りで終了してるんですよね。

なので今回のUncle GrandpaはSMFAの教訓を活かしてテコ入れしてくるのかなとか思ってたんですが、気持ちいいくらい何も変わってないwwww でもこの感じが好きな人はCN内部に結構いるんじゃないだろうか。

で、最後にClarenceですね。

Clarenceは転校生のクレアランスがいろいろやる話ってところかな? なんか、こういったアメリカの普通の学校や普通の家庭、普通の少年が出てくる作品って久しぶりな気がする。どういう話になるのか、逆に想像つかないな。

Wander over Yonderは北米Disney Channelで9月から

Grojband 見たよ

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こうして見るとダイアリー・モードの見た目のインパクトはスゴい。。

Grojbandはだいぶマイペースで見てるんですが、今のところ#04B "Wish upon a Jug"まで見ました。

見たんですが、うーん、ちょっと物足りないところが多いかなー。どうも主人公のコーリーと姉のトリーナが好きになれないんですよね。今回は文句が多めのレビューになりそうです。ほんとすいません。

ただ、Grojbandのメンバーのレイニー(Laney)、キン(Kin)、コン(Kon)はなかなかイイですね。

この作品、ハッキリ言ってマトモな神経のキャラクターがレイニーただ一人なんで、だいぶレイニーのツッコミに助けられているところがあるなあ。 コーリーって結構ランダムな思いつきで行動するし、周りもなぜかそれを追うように動くから、見てて話の流れを追っかけるのがちょっとキツいんですよね。 でもレイニーがいるとある程度ブレーキをかけてくれるから安心して見てられるというか。

あと、レイニーはコーリーのことを「コー」って呼ぶけど、そういう細かいところが幼なじみっぽくてイイっす。

レイニーはチビなあたりがかわいいな。ベースを持つとやたらベースが大きく見える。

レイニーに限らず、ちっこいキャラ達がなかなかかわいいんですよ。

Grojbandのファンとしてちょくちょく登場するケイト(Kate)とアリー(Allie)。この子達もちっこくてかわいい。

脇キャラのポジションなんだけど#03A "In-D Road Rager"ではメカニックとして意外な活躍を見せたりしたっけ。でも後半は出番減るのかな?

Grojbandのキンとコン。左がコン(ドラム)で右がキン(キーボード)ですね。

この二人、製作ブログでデザインを見た時は正直言ってありきたりなデザインだなーとか思ってたんですが、動いてるところを見るとなかなか面白い。

いや、まあ、ありきたりと言えばそうかもしれないんだけど、だからこそキャラクターが分かりやすくてそれはそれでイイな、と。

最近はコンもかわいいなと思えるようになってきましたよ。Total Dramaのオーウェンのミニチュア版といった感じ。

で、この辺の個別のキャラクターはなかなかいいんだけど、全体として見るとイマイチな部分が目立つんだよなー。 端的に言って、やっぱりSidekickを越えられていないと思う。

主人公のコーリーって、毎回いろんな話をバンドに持ち込んでくるんだけど、あまりにも発想が突拍子もなさすぎるんだよなー。 上にもちょっと書いたけど、コーリーだけじゃなくて市長とかも巻き込んでそういう突拍子もない展開を突き進むから、見ていて「なんでそうなるんだ?」って思ってしまう。 そういう展開がナンセンスギャグになってればまだいいんだけど、そこまで面白くもないんですよね。

突拍子もないと言えば、トリーナの日記の設定だって冷静に考えればだいぶ突拍子もないワケで。あの状況でなぜ日記を書くのだと。

あと、今のところ毎回最終的にコーリーの思い通りに事が運ぶようになってるのもいただけない。 思い通りにならないからこそそこにドラマが生まれるんじゃないですか!

コーリーの姉のトリーナ(Trina)とその友達(というか下僕というか)のミーナ(Mina)。

僕はもう、どうしてもこの二人をSidekickのヴァナとキティと比べてしまうんですが、うーん、やっぱりヴァナとキティの方が面白いよなあと。

そもそもトリーナってなんでこんなに意地が悪いんですかね。ヴァナと違って、どちらかというと悪役のポジションだからか、トリーナはコーリーやミーナに対する当たりがキツすぎて、あまりにもかわいげがないんですよね。

当たりがキツいのはヴァナなんかも同じなんだけど、ヴァナは根は悪いやつではないことが見てて分かるし、単純な意地悪ではないんですよ。 トリーナはとにかくしかめっ面の表情が多すぎるし、ただただイヤなやつっていう印象なんだよな。

なんというか、例えばもうちょっと弟想いの一面をトリーナが見せてくれればまたイメージが変わるかもしれませんが。

歌のシーンが毎回入るわけなんですが、どうもちょっと取ってつけた感があるなあ。 まあTotal Drama World Tourのミュージカルパートも最初はそんな感じだったけど、後半になるにつれてどんどん良くなっていったから、長い目で見ないといけないかも。

と、まあ、いろいろ文句を言ってしまいましたが、でも#04の話は二つとも結構面白かったかな。どうせ突拍子もない話をやるんだったら宇宙人とかジンとかが出てきた方がいいような気がする。ミーナの妹なんかも出てきたし。

Uncle Grandpaは9/2から

Steven Universeはこんな感じになるみたい

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今更なんですが、2週間くらい前にSteven Universeの新しいコンセプトイメージがfacebookのページに出ていたみたいですね。

パイロットエピソードのデザインと比べるとよりシンボリックになった感じ。しかしガーネットさん、デカいな!!

やはりというかなんというか、facebook上ではデザイン変更に対して否定的な意見が多かったみたいですが、その件についてスタッフのIan Jones-Quarteyさんが説明してました。

「予算の問題でシンプルなデザインに切り替えたのでは?」という憶測があったらしいんですが、Ianさんは真っ向から否定してますね。Rebeccaさんの判断で変更になったそうです。

まあAdventure Timeだってパイロットと今ではだいぶデザイン違うし、Bravest Warriorsにいたっては設定そのものにだいぶ肉付けしてるわけだから、このくらいの変更はアリじゃないですかね。

ところで、Ianさんの文章の中では最後の段落が自分としてはなかなか印象的。

The new designs were unceremoniously unveiled out-of-context on a Facebook page banner. Please keep in mind that the show will not be one static image on a white background- it'll be in full, fluid motion! I think the show's animation is even better than the pilot's(but i guess you'll just have to take my word on that one until you see it in motion).

いやほんと、カートゥーンは動いてみないとデキがどうなのかとか全然分からないよなあ。

Total Drama All-Starsは9/10から

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ここのところ9月開始の新作の話題が続きますが、Total Dramaシリーズの新作 "Total Drama All-Stars"は9/10から北米Cartoon Networkで放送開始だそうです。

かねてから情報があったように、今回は旧キャスト(シーズン1〜3)と新キャスト(シーズン4)から選抜されたメンバーによる"Heros vs Villains"モノになるんですね。

気になる選抜メンバーはこちら(正式発表は今回が初めてかな?)

リンジー (Lindsay)

旧キャストから金髪美女のリンジーが参戦!

いやーやっぱりリンジーがいるといないとでは作品全体の「華」が違うなあ。Total Drama World Tourでは割と早めに落ちちゃってたので今回はがんばってほしい。

リンジーはHerosチームでしょうね、きっと。

ライトニング (Lightning)、ジョー (Jo)

新キャストの2大ジョックキャラ、ライトニングとジョーも揃って参戦。

こいつら、体力はあるんだけど駆け引きが下手だからなー。多分、Villainsチームだろうな。

ヘザー (Heather)、グウェン (Gwen)、コートニー (Coutney)

旧キャストのギスギス系女子。3人揃うと特にギスギス感がハンパない!

旧キャストはもう全員ヘザーのやり口を知ってしまっているので、ヘザーが新キャストにどう絡むかが気になるかな。

この中では多分グウェンがHeroes、ヘザーとコートニーはVillainsかなあ。コートニーは微妙だけど。

サム (Sam)

・・・サム!? こいつよく選ばれたな!

新キャストの中では目立たない方だったけど、どうなるんだろう。 一応ゲーマーというキャラ付けなんだけど、Total Dramaのチャレンジでそれが活かされることってあんまりないんだよな。 序盤で落とされる用のメンバーかな?

シエラ (Sierra)

Total Drama World Tourに登場したシエラも再登場!

シエラは普通の人間とは考え方や価値観が全然違うから、駆け引きに混ざるとそれだけで場が荒れる面白いキャラなんですよね。あ、でもコーディは不参加なのか。

シエラはきっとHeroesでしょうね。

スコット (Scott)

新キャストの悪役からさらにスコットが参戦。

悪役としてのインパクトは申し分ないんだけど、やり方があまりにもダーティすぎるところがあるんだよな。旧キャストとどう絡むが非常に気になるところ。

こいつはもう、100%間違いなくVillainsでしょう。

ダンカン (Duncan)

旧キャストのダンカンももちろん参戦。やっぱりこいつがいないといろいろ始まらない!

スコットが田舎のチンピラだとするならダンカンはダウンタウンのチンピラといったところだろうか。スコット vs ダンカンとか見たいな。手を組むのでもいいけど。

ゾーイ (Zoey)、マイク (Mike)、キャメロン (Cameron)

新キャストの仲良し3人組。この3人は全員Heroesだろうけど、また3人でまとまっちゃったりしないか、ちょっと心配。

多重人格のマイクは前回、だいぶ暴れたけど、今回はさらに新しい人格が出現するみたいですね。

ゾーイは旧キャストの女子と絡んでほしいな。Total Drama: Revenge of the Islandは女子メンバーの層が薄かったんですよ。

キャメロンは、、、わりとどうでもいいや。

で、記事では明らかにされてはいないけど、あともう一人誰かが参加するらしいですね。でもそれってNicolさんのこのへんの記事からするとほぼ間違いなくアレハンドロのような・・・。でもアレハンドロはほぼ再起不能状態のはずだし・・・。うーん気になる。


Littlest Pet Shop 第一印象

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Hubで放送されている"Littlest Pet Shop"(LPS)を最近になってちょっとずつ見始めています。今のところシーズン1の全26話が放送済みらしいですが、5話まで見ました。

この作品、前々からそれなりに気になってたものの見る機会がなかったんですが、フットサムさんがたまにつぶやくLPS関連ツイートがあまりにも楽しげだったんで見てみることにしました。

どうでもいいけどLPSっていうとLSP(Lumpy Space Princess)みたいで紛らわしいんだよな。自分だけか。

お話としては、父親の仕事の都合で郊外からダウンタウンに引っ越してきた女の子、ブライス(Blythe)が、よく分からないけどなぜか動物のコトバが分かるようになって、街の小さなペットショップ "Littlest Pet Shop"を動物たちと協力しながらがんばって盛り上げていく、て感じかな。なんで動物のコトバが理解できるようになったのか、ほんとによく分からないんだけど、まあいいか。

LPSの動物たちはこんな感じ。左上から、猿のミンカ(Minka)、スカンクのペッパー(Pepper)、ハリネズミのラッセル(Russell)、犬のゾーイ(Zoe)、ヤモリのヴィニー(Vinnie)、マングースのスニル(Sunil)、パンダのペニー・リン(Penny Ling)。マングースまではまだギリギリ分かるけど、パンダはさすがにペットショップにいないだろ!ってツッコミたくなるけどそこはガマン。

ペットショップっていうくらいだからフォスターズ・ホームみたいにこの子たちもいずれ飼い主を見つけてショップを離れていく設定なのかなあと思ったんだけど、どっちかというとLPSはペット用品店って感じみたいですね。それともこの子たちは全員個性的過ぎて買い手がつかないのか。

で、この作品、実際見てみてまず印象に残るのは、やっぱりその独特なキャラクターデザインですね。

動物よりも人間キャラの方が際立って見えるんですが、巨大な頭と細長い手足、そして妙にリアリスティックな瞳!

ドールのデザインに慣れているとどうってことないかもしれないけど、個人的にはかなり新鮮なデザインですね。

人間キャラの中でも女の子はまだ違和感は少ないんだけど、おばあちゃんとかおっさん達もこのノリのデザインなのがスゴい。いや、まあ、そりゃそうなんだけど。

左上はブライスの父親のロジャー(Roger)。職業はパイロットだから一度出勤すると何日か帰ってこないんですよね。ブライスは父子家庭っぽいし、なかなか大変そう。

でもデザインについて一番衝撃を受けたのはこいつらですね。

スニルの宿敵、コブラ!!・・・コブラか、これ!? マユゲあるんですけど!

他にもカメとかも出てくるんだけど、ハ虫類でこのデザインはなにかがオカシい感じが。。ヴィニーはだいぶこなれているけど、あいつはあいつで髪の毛生えてるしな。

デザインはさておき、ストーリー上で今のところ存在感が強いのはなんといっても双子のビスキット姉妹(Biskit twins)ですね。

黒い方がウィタニー(Whittany)、白い方がブリタニー(Brittany)。髪の毛の色(Black and White)と合わせて「そこは逆!」と覚えておくといいらしいです。

ビスキット姉妹は営利主義の巨大ペットショップ "Largest Ever Pet Shop"の経営者の娘で、大金持ちのお嬢様。LPSとは商売敵ということもあり、いろんなところでブライスと対立する典型的なイヤな女の子って感じ。実際、思ったよりもはるかに頻繁に登場するし、見た目のインパクトがスゴい。

最初見たとき、ポジション的に言ってなんとなくジェニーさんのクラスト従姉妹(Crust Cosins)みたいなもんかと思ってたんですが

でも見てみるとビスキット姉妹はだいぶ違いますね。大金持ちなのはいいんだけど、ビスキット姉妹ってド天然でしかも運動音痴なんですよね。

なにより、この子たちっていわゆる「とりまき」がいない。食堂でも二人っきりでいるみたいだし。

そう考えると、この子たちは大金持ちってだけで、勝ち組の人気者って感じじゃないのかな。実はかわいそうなキャラなのかもしれないけど、そういう悲壮感を感じさせないところがイイですね。

最後に、LPSって日本ではどれだけキテるのかなと思って軽くググってみたんですが、なんかiOS/Androidゲームが出てるみたいですね。最近はこのへんから先に上陸するのが流行りかな。

ゲーム自体はどうでもいいんだけど、ペニーが集合写真で欠席した子みたいになってるのは何故だ・・・

選り抜きDVD×3

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Gravity Falls, Regular Show, Adventure TimeのDVDの情報を見かけたのでご紹介。

あ、先に言っておきますが、今回のAdventure TimeのDVDの副題とパッケージにはシーズン4, 5のネタバレが多少含まれているのでご注意を。なので一番最後に書いておきます。

まずはGravity Falls。

Gravity FallsのDVDは10/15リリース。スタンじいさん、カッコいい感じのパッケージじゃねーか・・・。

"Six Strange Tales"というだけあって、収録エピソードはシーズン1の最初の6話のみなんですね。

  • #01 Tourist Trapped
  • #02 The Legend of the Gobblewonker
  • #03 Headhunters
  • #04 The Hand That Rocks the Mabel
  • #05 The Inconveniencing
  • #06 Dipper vs. Manliness

6話しかないのはなんとも残念だけど、特典としてついてくる"3"のジャーナルは気になる!

ところで、このGravity Fallsという作品、毎回面白いんだけど、不思議と自分の心に刺さるようなエピソードがほとんどないような気がしてるんですよね。なんでだろう、こんなに面白いのに。面白さの「質」があまりにも王道路線だからだろうか。

で、お次はRegular Show。

先日シーズン1, 2のコンプリートDVDがリリースされたRegular Showですが、こちらは選り抜き版DVDの第4弾。リリースは9/3だそうです。

収録エピソードはホラー系のエピソードを中心に14話。

  • S3 #44 Terror Tales of the Park
  • S4 #82 Terror Tales of the Park II
  • S3 #67 Dead at Eight
  • S2 #28 Jinx
  • S2 #31 Grave Sights
  • S2 #13 Ello Gov'nor
  • S3 #76 Death Bear
  • S2 #39 Skunked
  • S2 #29 See You There
  • S1 #06 Meat Your Maker
  • S3 #74 The Best VHS in the World
  • S2 #17 Dizzy
  • S4 #113 Last Meal
  • S4 #104 Skips' Stress

・・・コンプリートDVD出たばっかなのにシーズン2のエピソード入れすぎじゃないですか??

見どころは、"Dead at Eight"からの"Last Meal"という死神のおやっさんエピソードかなあ。

最後にAdventure Time。

ジェイク・ジュニアかわいいよ、ジェイク・ジュニア。T.V.も小さい頃はこんなにかわいかったんだなあ。

以前、フィン・ハット入りのDVDなんてのを出してましたが、今回はジェイクが主役ということでジェイク・ハットが同梱らしいです。リリースは9/17。

選り抜きDVDはこれで5枚目だけど、もう出さなくていいんじゃないかな・・・。コンプリート版、出るでしょ。そのせいか、収録エピソードは全てシーズン4以降ですね。

  • S5 #110 Jake the Dad
  • S4 #94 Burning Low
  • S4 #90 Gotcha!
  • S4 #93 Sons of Mars
  • S4 #95 BMO Noire
  • S4 #101 The Hard Easy
  • S4 #103 I Remember You
  • S5 #109 All the Little People
  • S5 #112 Mystery Dungeon
  • S5 #113 All Your Fault
  • S5 #107 Five More Short Graybles
  • S5 #116 Vault of Bones
  • S5 #118 Simon & Marcy
  • S5 #120 Puhoy
  • S5 #127 One Last Job
  • S5 #121 BMO Lost

うぬぬぬ、"Jake the Dad"メインのDVDならなぜ"Another Five More Short Graybles"が入ってない! 発注ミスじゃないのか!?

さすがにもう選り抜き版DVDは買わないでいいかなあとも思ったけど、よく見ると"I Remember You"と"Simon & Marcy"があるからそれだけでお得感があるし、"BMO Noire"とか聞き取りがキツかったから字幕があるとやっぱりだいぶ助かるし、何気にシーズン5の名作"Puhoy"が入ってたりもするんだよなー。買うか。

Regular Show シーズン5は 9/2 から

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先日、シーズン4のフィナーレが北米CNで放送されたRegular Showですが、シーズン5は早くも9/2から再開だそうです。Uncle Grandpaと同じタイミングですね。

ところで日本CNでの放送は9/23ということであと1ヶ月ってところですが、そういえばこないだこのことが気になったんだった。既出かな?

ハイタッチ・ゴーストになるんですかねー。いや、別にそれはそれでいいけども。

一方Adventure Timeはシーズン5が倍に延びていた

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Adventure Timeはシーズン5に入ってもうだいぶ経つんですが、まだまだ全然フィナーレを迎える気配がないですね。

で、気になってちょっと調べてみたら、どうもシーズン5はこれまでの倍の長さになっているらしい。

6/30のJesse Moynihanのコメントによると、もともと普通の長さのシーズン5とシーズン6をまたぐ形で長編エピソードが予定されていたけど、それが延期になった関係で2シーズンが一緒になったようですね。で、その長編エピソードというのはシリーズ史上最長の45分エピソード。マジかー、全然知らなかった。

そもそもなんでフィナーレのタイミングが気になっていたかというと、シーズン5終了のタイミングでまたいくつかつまみ食い的にエピソードレビューをやろうかなと思ってたんですよ。これからさらに1シーズン分続くということだけど、まあシーズン5前半(Jesse的に言うとシーズン5.1)の振り返りレビューとして来週あたりからやりましょうかね。

Regular Showコミックのスキップス スピンオフ

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Boom! Studiosで出ているRegular Showのコミックシリーズですが、スキップスにフォーカスを当てたスピンオフのミニシリーズが始まるみたいですね。でも開始時期は未定かな?

ミニシリーズを手がけるコミック・アーティストMad Rupertのインタビューがこちら。

MadさんはAdventure TimeやRegular Showのコミックのカバーやレタリングをやったことがあり、オリジナルのWebコミック"Sakana"を連載中。

Regular Showはコミックの仕事をする前はあまり見たことはなかったけど、何かのきっかけでドンを見て、強烈に印象に残ったとか。うん、ドンの出オチ感は異常wwww

Ben 10 + Secret Saturdaysのクロスオーバーのニュース

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既にAyakoさんNicolさんが取り上げていましたが、Ben 10 OmniverseとThe Secret SaturdaysのクロスオーバーエピソードについてToonbarnに記事が出ていたのでメモ。

記事によると放送時期は今年の終わりから来年の初めにかけて、だとか。つまりBen 10 Omniverseの新シーズンはそのあたりに開始ってことかな。

ところで、僕自身はThe Secret Saturdaysはほぼ全く見たことがないんですよね。「クリプティッド」と呼ばれる妖怪というか珍獣(?)を保護するサタデー一家が頑張る話、くらいの認識。

なのであまり偉そうなこと言えないんですが、あれ・・・、上の画像だとなんかザックのお母さん、見た目若返っているような・・・。Ben 10のキャラ変は残念な方向に向かいがちなのに珍しいな。

Adventure Time #116 Vault of Bones

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北米CNでのAdventure Timeの放送は現在シーズン5の半分をちょっと過ぎたあたり。 先週書いたように、シーズン5は普段の倍の長さなのでちょうど普段の1シーズン分を既に終えてるんですよね。

Adventure Timeの感想はだいたいいつもTwitterでつぶやいてるんですが、見返してみるとまだいろいろ言いたいことがあるなあということで、今週からシーズン5のここまでのエピソードをいくつかレビューします。ネタバレありありでいくのでそのつもりでお願いします。

で、1発目の今回は#116 "Vault of Bones"。シーズン5に入ってしばらく出番がなかったフレイム・プリンセスの登場エピソードですね。

フィンとジェイクのツリーハウスに遊びにきたフレイム・プリンセスだったが、そこに突然現れた父親のせいでめちゃくちゃテンションが下がってしまう。そこでフィンとフレイム・プリンセスは気晴らしにダンジョン探索に出かけることに。

初めはフレイム・プリンセスも乗り気だったんだけど、実はこのダンジョンデート、思っていたほど楽しくないのだった・・・という話。

フレイム・プリンセスの父親、フレイム・キング。このおっさんの立ち位置がまだよく分からないんだよなー。ファイア・キングダムではまさに邪知暴虐の王といった感じなんだけど、娘には微妙に甘いし。フィンはフィンでガールフレンドのパパということで若干遠慮しているようにも見える。悪役というわけではないのかな。

ま、それはともかく今回の話は久々のダンジョンらしいダンジョン!しかもフレイム・プリンセスも一緒!

暗いダンジョンをぼんやりと照らすフレイム・プリンセス。フレイム・プリンセスのファッションはこれまでにも何パターンか出てきているけど、今回のが一番かわいいな。スカートからのぞく素足が眩しいです。いろんな意味で。

これまで数々のダンジョンを攻略してきたフィンがFPをリードするわけだけど、今回のフィンのダンジョン探索法はなんとも周到というか堅実。

探索術その1「モンスターは倒す前にまず身ぐるみを剥げ!」 アイテムドロップとか期待するのは負け犬の発想ですね、分かります。

しかしフレイム・プリンセスは出会った敵を手当たり次第に焼き殺そうとするなあ・・・

探索術その2「宝箱は意地でも全て回収しろ!」 しかしこの宝箱には鍵がかかっていて後々めんどくさいことになるのだった。。

あー、これはいいダンジョンあるあるだなあ。ダンジョン入り口付近にある鍵のかかった宝箱とか扉とかってうっとうしいですよね。マジカルミラーかフロルの風が欲しい。

しかし今回のフィンって、シーズン1のエピソード"Dungeon"の頃の無鉄砲極まりないフィンとはまるで別人だなあ。あの頃のフィンだったらこんな徹底した攻略法はとらなかったんじゃなかろうか。

フィンがあまりにも地道なやり方でダンジョン攻略をするので、横で見ているフレイム・プリンセスはすっかり退屈してしまうのだった。

フィンが鍵を探している間、退屈で寝てしまうフレイム・プリンセス。寝てる間は「弱火」になるんですね。芸が細かくていいな。

なんていうか、男が決めたデートコースに女の子がすっかり退屈してしまうって、なんかリアルなシチュエーションだなあ。普通、ここまで露骨に退屈してれば男としてはめちゃくちゃ焦ると思うんだけど、フィンはメンタルが強いのか単に鈍感なのか、ひたすらマイペース。

で、いい加減ダルくなったフレイム・プリンセスは自分のやり方でダンジョン攻略をすることに。

しかしフレイム・プリンセスのやり方とは、扉だろうがモンスターだろうが全て焼き尽くして先に進むというものだった!次々と新技を繰り出すFPがカッコいい!カッコいいんだけどあまりに強すぎてフィンも視聴者も軽く引いてしまいますな。

そうこうしてるうちにダンジョンのボス、巨大スケルトンが出現し、フィンが囚われてしまう。どうする、フレイム・プリンセス!?

この展開って、以前レビューしたグラフィックノベル"Playing with Fire"にそっくりなんですよね。フィンがさらわれるところとか、フレイム・プリンセスが力づくでダンジョンを突き進むところとか。時期的にも微妙なところだし、実際関係があるのかどうかは分かりませんが。

"Playing with Fire"の時も思ったけど、フレイム・プリンセスって、形あるものを燃やして消し炭にすることについて何とも思わないんだよなー。いや、ファイア・ピープルは炎そのものの生き物なのでそれも当然といえば当然なんだけど。邪悪かどうかとかそれ以前に、生物としての常識や価値観が人類とかけ離れている気がする。

なんてこともあるので、今までのエピソードのフレイム・プリンセスって、割と何考えているのかよく分からないところがあったように思うんだけど、今回の話ではその内面が垣間見れたような気がしてその辺がよかったですね。


Random! Cartoonsを見る (5)

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去年の6月に、ショートカートゥーン番組"Random! Cartoons"のレビュー記事を書いてたんですが、動画を見つけることができなかったエピソードが結構あったんですよね。

で、そんな未見エピソードのうちの一つを昨日不意に見つけたので軽くご紹介します。

#39 Samsquatch

雪男の少年サムとそれを追う珍獣ハンターのおっさんのドタバタコメディ。クリエイターはAdventure Timeのストーリーボードでお馴染みの、Adam Mutoさん。

この話自体はどうってことないんだけど、Mutoさんの作風を知る貴重な資料かな、と。

Adventure Time #120 Puhoy

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Adventure Timeシーズン5.1を振り返ってみる企画、第2回は#120 "Puhoy"を見てみます。

このエピソードって、ハッキリ言ってAdventure Timeではたまにある、「何がやりたかったのかよく分からんエピソード」だと思うんですよね。 普段、そういう話は見ても「ふーん」って思うだけでスルーしてしまうんだけど、この回だけはなぜかやたらと心に刺さったんだよなあ。 ほんと自分でも理由はよく分からないんだけど、印象深い、他に類を見ないエピソードだったと思う。

ナイフ・ストームの日にありったけの枕を使って遊ぶジェイク。ジェイクが作った枕の砦の奥へ潜り込んだフィンは、そこで世にも不思議な「枕の国」に迷い込む。

枕の国でドラゴンを倒し英雄になったフィンだったが、ツリーハウスへ帰る道を見失ってしまう。果たしてフィンは無事に元の世界に帰ることができるのか・・・というお話。

超久しぶりのナイフ・ストーム!

大雨の日に部屋の中で遊ぶのってなんかワクワクするよねということで、今回のジェイクの遊びは枕とかマットレスとかシーツとかを積み上げて秘密基地的な何かを作るというもの。あー、分かるわー、こういうの。小さい頃、兄貴と同じようなことやったわー。相変わらずジェイクは遊びのツボを心得てるなあ。

ほんの一瞬だけど、ビーモの兄弟モデル「シーモ(CMO)」がフライング気味に登場。本格的な登場は#132 "Be More"ですね。なんでここにシーモのシーン入れたんだろう?

フレイム・プリンセスのことで思い悩むフィンは、独りになるために枕の砦の奥へ。しかしそこで目にしたのは・・・

何もかもが枕(というか寝具)でできた枕の国! 木も、丘も、道も、鳥も、建物も、空や太陽までもみんな枕!

枕の国を荒らす凶悪なドラゴンも枕!

これまでもAdventure Timeではランピー・スペースやらクリスタル時空やらナイトスフィアやら出てきたけど、ここまで徹底した異世界はありそうでなかったかも。KNDでソファーのスキマの世界が出てくる話があったけど、アレにちょっと近いかな。なんか児童文学っぽい。

ドラゴンをサクっと倒して枕の国の英雄になったフィンは、宴に招かれる。

枕の国の長、キルトン(Quilton)と、その娘ロゼリネン(Roselinen)。まくらピープルはみんなまるっとしててかわいいなあ。キルトンさんのキルト柄も、いちいちかわいい。

ちなみにキルトンが持ってきたフォアグラ風の食べ物も枕。食べ物までも、枕www どうなってんだ、この国は!

フィンはキルトンに元の世界に戻る方法を尋ねるが、キルトンもその答えを知らないらしい。キルトンはフィンのために元の世界に戻る方法を調べるが・・・

その後、年月が流れ・・・

元の世界に帰れないまま、立派に成長したフィン!

このへんで、見てる方としてもこのエピソードはいつもとちょっと違うなと思うわけですね。ロゼリネンとともに幸せな家庭を築いているフィンの姿がある意味衝撃的。

フィンとロゼリネンの子ども、ボニー(Bonnie)とジェイ(Jay)がまたかわいいんだ。人間というよりもどっちかというと枕ですね。

フィンとキルトンは古代の文献も頼りにしながら元の世界に戻るための「ドア」を探すものの、ハッキリしたことは何一つ分からない。

そしてさらに年月が流れ・・・

老境のフィン!

あー、このフィンはまたしても右腕が義手になってますね。コミック版に出てきた未来世界でも、シーズン5最初のファームワールド編でもフィンは右腕が義手。本編でもそのうち右腕を失う話が出てきたりするんだろうか?まあ何にせよ、義手も枕なあたりが凝ってるなあwww

「ドア」の在り処を求めて予言者ラシータ(Rasheeta)を訪れたフィンだったが、結局ドアの手がかりは掴めぬまま。

あっと言う間に立派な大人になったジェイとボニー。この子らが成長することで時間の経過がよりリアルに感じられるなあ。

フィンとの別れを悟って感極まるロゼリネンのこのシーンがもう切なくてたまりません。本当に悲しい時、人はむしろ笑うのかもしれない。

これまで何十年と元の世界に戻ろうとしてきたフィンだったが、この時、枕の国に骨を埋める決心をする。

このフィンの、諦めにも似た決意がAdventure Timeのファンにとってはまた衝撃的だと思うのですよ。ジェイクのことすら、数十年も経てばほとんど忘れてしまうという悲しい現実。

「忘れてしまったものはもはや現実に存在しないも同然」というのはエピソード中でジェイク自身が言っていたことだけど、的を射た発言だと思うんですよね。的を射てはいるんだけどそこまで開き直るのはさすがに悲しすぎる。でも事実、このシーンでフィンはジェイクのいた世界を諦めてしまう。

そしてついにフィンは枕の国で老いて死に・・・

気がつけばいつものツリーハウスへ。

ツリーハウスへ戻ったフィンは枕の国のことを全く覚えていないようで。つまり今度はロゼリネンや子供たちのいた世界をフィンは忘れてしまったということですね。

で、結局このエピソード、夢オチなのかなんなのか?細かいところはいろいろわけが分からないんだけど、途中に散りばめられたいろんなポイントがことごとく心に刺さりまくったいいエピソードだったなあと。Adventure Timeではかなり後になってキャラクターが再登場することがあるけど、ロゼリネンをはじめとするまくらピープルは二度と出てきちゃいけないだろうな。でないとこの余韻が台無しになる。

Uncle Grandpaクリエイター Pete Browngardt インタビュー

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ざっと要約すると、

  • Uncle Grandpaのオリジンは、Cartoon Networkに持ち込んだピッチ。Craig McCrackenとRob Renzettiに見てもらったらしい。 さらにその時、そのピッチがCarl Greenblattの目に止まり、Chowderの仕事をもらう。
  • Secret Mountain Fort Awesomeは、「Uncle Grandpaじゃ一つのショウとして足りなくない?」っていう意見があって出てきたスピンオフ。
  • Secret Mountain Fort Awesomeはメタル音楽満載の作品だったけど、Uncle Grandpaはもっと明るい感じの音楽にするらしい。
  • 作品のフォーマットは11分の枠に8分と3分のショートストーリーを突っ込むというもの。
  • 独特のアートスタイルはMAD Magazineの影響が強いのだとか。

個人的にはSecret Mountain Fort Awesomeとは何だったのかという件についてもうちょっと聞いてみたい気も。でも、いろいろ大人の事情がありそうだなあ。

Adventure Time #124 Shh!

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Adventure Timeシーズン5.1振り返り企画、3回目となる今回は#124 "Shh!"をやります。

タイトルカードにたくさんの水着のおねいちゃんが出てくる今回。どんなもんかと思ったらこいつがなかなかの異色回だった!とはいえ、ある意味Adventure Timeらしいのかな、と。

特に何の理由もなく「先に喋った方が負け」ゲームをやることになったフィンとジェイク。喋れないので二人はフリップを使って会話をするんだけど、事情を知らずにそれを見たビーモはフィンとジェイクの体が何者かに乗っ取られてしまったと勘違いしてパニックになってしまう。

フィンとジェイクはなんとか誤解を解こうとするものの、なにせ喋れないのでやることなすこと裏目に出てしまい・・・という話。

いや、もうほんと、これだけの話なんだけど、三者三様の個性が見事に描かれていて、単純なドタバタコメディにない味わいがスゴい。

フリップで会話するとはいえ、その場で何でも書いていいならゲームの意味がないということで、「フリップはあらかじめ書いたものしか使ってはいけない」という追加ルールを設定。なんだろう、これ、カイジっぽい。

ということで、ありったけのフリップを書きためてゲームスタート!!

ジェイク、最初っからトバしすぎだろwww ちょっと前のジャンプにラジカセで喋るひとが出てくるマンガがあったけど、アレを思い出した。

こういうゲームは小器用でしかもムキになる性格のジェイクの方が得意っぽいですね。

一方、これに対してフィンはじっと手を見る・・・

ダメだこれはwww なんかもう、心構えの段階からジェイクに負けてるというか、そもそもこういう状況を想定していなかったというか。

で、結局出したフリップがこれですよ。うわー、30秒間こんなフリップばかり書いていたのかと思うとキュンキュンくるわ!こんなに純粋なフィンは久しぶり。

そうこうしているうちに、ビーモ登場。

この回でビーモが流すBGMは"LAKE"というバンドの"No Wonder I"という曲。LAKEはエンディングテーマの"Christmas Island"も歌っているバンドですね。LAKEの曲はいくつかWebサイトで聞くことができます。

"No Wonder I"はこちら

今回、セリフがほとんどないのでとにかくこのBGMが目立つんですよね。涼やかなメロディと透き通るような歌声が素晴らしい!

フィンとジェイクが全く喋らないので、ビーモは異変を感じて壁の向こう側に逃げ出してしまう。

ガクブル状態のビーモwww

さて、このまま放っておくわけにもいかないので、フィンとジェイクはなんとか誤解を解こうとすることに。

とりあえず、ジェイクが小さくなって壁の向こう側に潜入。ツリーハウスの裏側には実はいろいろと不思議な生き物がいるのだった。

壁の中にいた、ちっちゃい小説家(?)のおっさん。いつからここにいるんだろう??特にジェイクと絡むこともなくスルーされてしまったけど、だからこそ余計にシュール。アートスタイルも普段のAdventure Timeとちょっと違う感じだし。

ジェイクはビーモを見つけたものの、ビーモはフィンとジェイクが誰かに体を乗っ取られたと信じ込んでしまっていて、取りつく島もない状態に。

部屋に戻ったジェイク。次の作戦はというと・・・

ロムカートリッジの匂いで誘い出す作戦!いや、たしかに新品のカートリッジは独特の匂いがするけどそんなバカな・・・

出てくるんかいwww

ここまではうまくいったんだけど・・・

フィンとジェイクがこんな感じで出てくるもんだから結局台無しに。怖いわ、お前ら!

一方そのころ、ツリーハウスの外ではビーモがパーティに呼んだビキニのおねいちゃん達(Bikini Babes)が大量発生しているのだった。

このおねーさん達、セクシーなんだけど、かわいいんだけど、Adventure Timeに出てくる他のキャラに比べて体のバランスが全然違うせいか、なんかちょっと不気味に感じてしまうな。肌の色も変わってるし。

なんて思ってたら・・・

飛んだー!ほんとなんなんだろう、この人たち。

この、「特に意味もなくビキニ!」「特に説明もなく空を飛ぶ!」っていう、何も考えてないテキトーな感じ、なんか久しぶりだなー。

さて、フィンとジェイクはフリップを分割して全てを説明する文章を作成。この文も二人の思いやりが伝わってくるなあ。ミステリー映画とかの新聞切り貼り文みたいで若干コワいけど。

だけどそもそもビーモが壁の中から出てこないと意味がないので・・・

壁を破壊!いやいやいや、それをやったらいかんだろww

壁だけ壊してビーモを外に連れ出すつもりだったものの、フィンとジェイクは勢い余って天井まで壊してしまう。すると・・・

空からビキニのおねーさん達が!!わーい!

そして最後は(なぜか)フィン & ジェイク vs ビキニのおねーさん達のバトル!という展開に。バトル・・・っつーかなんというか、踊りながらイチャイチャしているだけのようにも見えたけど。なんだろう、このシュールなバトル。BGMがまたしても"No Wonder I"(アレンジバージョン)だし。

で、最終的にはジェイクが喋ってゲーム終了という、特にオチらしいオチもなくフェードアウトするように終わるんだけど、その辺も含め極限まで肩の力が抜けているこのエピソード、シリーズ通して見てもなかなか独特の雰囲気があってイイですね。特にシーズン4から5にかけてはかなり深刻な話もあるんだけど、そういうのだけじゃなくてこういった「遊び」の多いエピソードがあると見てる方も安心して楽しめる気がするなあ。

Adventure Time #128 Another Five More Short Graybles

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Adventure Time シーズン5.1レビュー、第4回は#128 "Another Five More Short Graybles"です。 個別のエピソードレビューは今回で最後かなー。

"Short Graybles"はシーズン4からたまにやっている、あるテーマに沿った5つのショートエピソードを詰め込んだ形式の話。今回でGrayblesシリーズは3回目ですね。

Grayblesって、まあ、ぶっちゃけて言ってどうってことない話が多いんだよなーって思ってたんだけど、今回は違った!! いや、5分の4は相変わらずどうってことなかったんだけれども!

夕暮れ時のツリーハウスで一人、アンニュイな様子のジェイク・ジュニア。それを見たフィンとジェイクはジェイク・ジュニアを元気づけるために(なぜか)タイム・マシンを作り始めるが・・・。

えーと他にもお話はあったけどあんまり印象に残ってないかな。とにかくジェイク・ジュニアのパートが面白かった!

本題のショートエピソードに入る前に、まずはいつもの丸いおっさんが登場。この人の英語はよく分からない単語(多分、未来のコトバ)が入り混じっていて解釈が難しいんだけど、本名はベイベル・キューバースプーン(Baybel Cuber Spoon)かなあ?

キューバーさんがまず登場して前説をやるパターンはこれまでの2回のGrayblesと同じなんだけど、今回はなぜか「Grayblesはやめて鳥の巣箱を作るところを見ましょうか」ということに。スタッフもこのパターンに飽きてきたのだろうか。

巣箱を作るキューバーさんだったが、鳥の出入り口の穴をどこにつければいいか忘れてしまう。そこでその答えを探すためにGrayblesを見ることに。結局見るのかwww

で、ここでしょっぱなから登場したのが・・・

ジェイク・ジュニア!! この前のエピソード#127 "One Last Job"にも出てたんで、まさかの連投ですね。

ジェイク・ジュニアはジェイクの子どもたちのうちの一人で、名前はアレだけど一応女の子。 なんでこんな名前にしたんだろう?もっとかわいい名前をつけてやればよかったのに。

ここからちょっと、ジェイクの子どもたちが出てきたエピソード#110 "Jake the Dad"を振り返ってみましょうか。

生まれたばかりの頃の子どもたち。左から、ヴィオラ(Viola)、ジェイク・ジュニア(Jake Jr.)、TV、チャーリー(Charlie)、キムキルワン(Kim Kil Whan)。

こうして見ると、他の子たちはかなりジェイクに似てるんだけど、ジェイク・ジュニアだけだいぶ違うんだよな。どうもジェイク・ジュニアは本来お尻があるべきところに顔があるような気がする。レイニコーン族のツノも、ジェイク・ジュニアはお尻についてるし。てことは、ジェイク・ジュニアの「口」ってもしかしてケツのあ(ry

でもなんとなく、ジェイク・ジュニアって子どもたちの中でもリーダー格だと思うんですよね。

ジェイク親子の合体技!!この時も司令塔となる頭担当はジェイク・ジュニアなわけで。

あと、ジェイク・ジュニアは結構よく喋るんだけど、その声優はKristen Schaalという方。Gravity Fallsのメイベルと同じですね。なのでジェイク・ジュニアの声ってもう完全にメイベルなんすよ。

"Jake the Dad"ではジェイクの子育ての様子が描かれたわけだけど、レイニコーン族は成長が速いらしく、子どもたちはあっという間に独り立ちしてしまう。一話限りの子育てエピソードということで、ちょっと物足りない気がした一方で、ホッとしたんだったっけ。

で、話を元に戻すと、今回再登場したジェイク・ジュニアは既に人間年齢に換算して30歳。どうやら将来について漠然とした不安を感じてアンニュイな気分になっていたようなんだけど・・・

そんな悩みを聞いたノーテンキなジェイクとフィンは、ジェイク・ジュニアのためにタイムマシンを作ってあげることに。

いや、まあもちろんタイムマシン「ゴッコ」遊びなんですけどね。でも30歳の娘を完全に子ども扱いするジェイクがなんか面白い。

ちなみにこのシーンでジェイク・ジュニアが飲んでいるのは赤ワインではなくイチゴジュース。ジェイク・ジュニアは髪の毛を伸び縮みさせて操ることができるみたい。このへん、ジェイクの魔力を受け継いでますね。

で、タイムマシンごっこを始めたフィンとジェイクは・・・







「ドヤァ・・・」

なんだこの謎の寸劇www い、一応このマットレスがタイムマシンということらしいけど。

ここまでくるとさすがのジェイク・ジュニアもイラッときたのか、"I'm not a little kid anymore"とたしなめるのだった。

そんなジェイク・ジュニアおかまいなしに、その後もタイムマシンごっこに熱中してしまうフィンとジェイク。タイムトラベルネタでは定番の「明日の新聞」もちゃんと作ったぞ!

そしてそれを生温かい眼(?)で見守るジェイク・ジュニア。もうこうなるとどっちが親なんだか分からないよ!

「ジェイクの子どもたちは成長が速い」設定は最初ちょっとガッカリしたんだけど、ここまでくるとまた違った面白さがあっていいな。 子どもの方がもう立派な大人になってるというのに、いまだに全力でバカやってるフィンとジェイクってあたりがイイわ。 こいつらにはいつまでもバカやっててもらいたい。

また、ジェイク・ジュニアもこのビジュアルとメイベルの声で、中身は完全に落ち着きのある大人の女性ってあたりがイイですね。Gravity Fallsと見比べると、なんかこう、ギャップがスゴい。

というわけで、シーズン5の新キャラ再登場でこれまでにない視点で楽しめるエピソードだったと思います。

ええっと、残り4つのGrayblesも一応おさらいしておきましょうか。

暗闇が怖くて眠れないシナモン・バンの話。このシナモン・バンはなんかいつもとちょっとデザインが違うような。目が大きいな。

DVDを見るアイス・キングとペンギンたちの話。ペンギンはいまだに何考えてるのかよく分からないところがあって、ちょっと怖いな。

レモングラブ兄弟の話。こいつらはなあ・・・ シーズン4以降もちょいちょい登場してはいるんだけど、情緒不安定過ぎるのか、バブルガムの対応に問題があるのか、素直に楽しめない話が多い気がする。今回の話も一応伏線にはなってるんですよね。

キツネさんの話。"Storytelling"や"Jake the Dad"で出てきたキツネさんと同じかな?このキツネさん、喋り方や行動に落ち着きがあって好きです。

で、今回のGrayblesのテーマは"Five Stages of Grief"だそうな。それは言われないと分からんなー。。

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